
皆さん、こんにちは。
埼玉県熊谷市、三郷市を拠点に地盤改良工事やプラント配管工事などを行っている
千代田技建株式会社、ブログ更新担当の富山です!
目次
「地盤改良って、どの工法を選べばいい?」「施工後にトラブルが起きないためには?」
地盤改良工事は、建物の寿命や安全性を左右する極めて重要な工程です。
しかし、間違った判断や施工不良は、不同沈下や液状化といった重大なリスクにつながります。
ここでは、プロが考える「地盤改良工事の鉄則」を詳しく解説します。
最初の鉄則は、地盤改良の判断は“調査データ”に基づくことです。
スウェーデン式サウンディング試験(戸建て)
ボーリング調査(ビル・マンション)
調査結果によって、必要な工法・深度・固化材量が決まります。
調査を省略する=施工不良の第一歩です。
地盤改良工法は多岐にわたりますが、万能な方法はありません。
表層改良工法 → 軟弱層が浅い場合
柱状改良工法 → 2~8m程度の軟弱層
鋼管杭工法 → 支持層が深い場合
砂杭・サンドコンパクション → 液状化対策
コストだけで選ばず、地盤条件と建物荷重に合った工法を選ぶことが鉄則です。
地盤改良は、施工不良が目に見えにくい工事です。
施工時の写真管理
改良体の品質確認(撹拌時間・固化材量)
出来形検査
特にセメント系固化工法では、練り不足や撹拌不良による不同沈下事故が多発しており、管理の徹底は必須です。
地盤改良で使用する固化材は、六価クロムの溶出リスクがあります。
低クロム型固化材を使用
残土処理の適正管理
産業廃棄物処理法や環境基準の遵守
環境リスクを考慮しない工事は、後に大きなトラブルになる可能性があるため、必ず法令を守ることが大切です。
地盤改良工事は、建物完成後も長期的な安全性が求められます。
10年保証や瑕疵保険の加入
施工会社のアフター体制を確認
**「安さだけで選ばない」**ことが、将来的な安心につながります。
地盤改良の鉄則は、
調査を省略しない
条件に合った工法を選ぶ
施工管理と品質検査を徹底
環境・法令を守る
保証とフォロー体制を確認
この5つを押さえれば、不同沈下や液状化リスクを最小化し、安全な建物を守ることができます。
次回もお楽しみに!
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